母になると、誰しもが通る育児が、授乳ですよね。赤ちゃんが生まれた直後から始まる授乳について、私も右も左も分からず、ネットを調べたり友人に聞いたりしました。
授乳については、完全母乳が少なくとも正しいという風潮がありますが、私個人的には、各人の母乳の出、ライフプランに合わせた授乳の方法を選択すべきと思います。
なぜならば、完全母乳という選択にこだわりすぎて、結果母乳が出ず赤ちゃんに栄養が行かないのであれば、赤ちゃんのためにもなりませんし、それでもし精神的に辛くなってしまったらお母さん自身の心身の健康が崩れ、それが育児にも響いてしまうためです。
私は、結果、「完全母乳」「混合育児」「完全ミルク」の3つの方法のうち、「混合育児」を選択しました。
もしこの記事を読んでいるお母さんの方、今、完全母乳にしたいけど母乳が出ずに悩んでいる方がいらしたら、混合育児でもやれる方法があるということを知っていただけたらと思います。
何か授乳育児のヒントになれば幸いです。
混合育児に至った背景
私は、産む前には、何となく母乳だけで育てられないか、いわゆる、完全母乳の育児を考えていました。
ただ、実際産後すぐには母乳がうまく出ず、いくら夜中頻回授乳をしても、娘はお腹いっぱいになれず泣き続けていました。
途方に暮れていたところ、産後3日目にして初めてミルクを20mlほどあげたのです。そうしたら、お腹一杯になってすやすやと気持ちよさそうに寝てくれました。
これを見て、ああ、よかった、と涙が出ました。自分の母乳が出ないせいで、娘のお腹が空いている状態を続けるのが正直辛いとも思いました。
また、産後3日目に、両胸母乳を吸わせて15分、体重計に乗せてみると、まさかのプラスマイナス0kgだったのです(笑)
その後、産院で助産師さんから、少しでも母乳が出るように、おっぱいマッサージのやり方、また、搾乳機を使って乳首刺激するやり方など教わり、少しずつは母乳は増えました。
しかし、娘は3,600kg台で産まれたこともあり、お腹もよくすく子でしたので、完全母乳にできるような母乳の量には到底行きつきませんでした。
そんなこんなで、産後4日目ほどから、ああ、私は混合育児でないと厳しいかも。というように思い、どうやったらうまく混合育児ができるか、ということを考え始めるようになりました。
混合育児のやり方
では、具体的に私がどのような混合育児をしたのか、説明したいと思います。
具体的な1日のスケジュール ー日中は母乳とミルクの混合育児、夜だけミルク
具体的に、産後1ヶ月間の1日のスケジュールはこんな感じでした。
朝
7:30頃 母乳+ミルク
10:00頃 母乳+ミルク
昼
13:00頃 母乳+ミルク
16:00頃 母乳+ミルク
夜
19:00頃 母乳+ミルク
22:00頃 母乳+ミルク
1:00頃 ミルク
4:00頃 ミルク
具体的な混合育児の方法
次に、母乳とミルクをどれくらい、どのようにして赤ちゃんにあげていたのか、というところを説明します。
母乳+ミルク
母乳+ミルクは夜以外の時間帯で、大体一日に約4-5回行っていました。
まず、母乳を片方10分×2=計20分行い、その後ミルクを追加しました。
大体自分の母乳が、両胸で60〜120ml取れたので、必要な栄養量から差し引いてミルクを追加であげていたイメージです。
ミルクについては、毎回約50〜100ml追加するイメージで行っていました
(数週によって大体の必要栄養量目安があるため、それを参考にしていました)
自分の母乳がどれくらい取れるかは、搾乳機を買って計りました。
搾乳機については、後述します。↓
ミルク
夜間については、母乳をあげて更にミルクという混合育児をするのが体力的に厳しかったため、必要分のミルクを作り、あげていました。
ミルクをあげると、腹持ちが良いためもあり、大体4-5時間くらいは寝てくれていました。
混合育児で使用したアイテム
混合育児で使用した必須アイテムも紹介したいと思います。
メデラ 搾乳機 電動 スイング・マキシ
メデラというスイスのメーカーが出している搾乳機です。私は、産院でこの電動搾乳機を紹介してもらい、それからすぐに購入して退院後から使用していました。
メデラ 電動搾乳機を購入した理由(用途)
では、実際にどのような理由(用途)で使用していたのでしょうか?
搾乳機購入の理由は様々あると思いますが、周りの友人などを見ると私が知るところ、
といったところが多い気がします。
私は、当初、4の理由で買いました。
ただ、その後、混合育児を続けていったら、3ヶ月後位から、ついに娘が、おっぱいの乳首と、哺乳瓶の乳首で混乱し始めたのです。
その時何が起きたというと、おっぱいを飲んだら哺乳瓶を飲まない、哺乳瓶を飲んだらおっぱいを飲まない、、という事態に陥りました。
これに大変困り、
最終的に母乳は全て搾乳機で搾乳して、それを哺乳瓶に入れて、母乳+ミルクを哺乳瓶で全てあげるようになったのです。
結果、搾乳機を使う理由としては、当初の4の理由、
母乳量を増やしたいから
ということプラス、
3の理由、
赤ちゃんがうまく胸から飲めないから
という理由も追加されたわけでした。
メデラ 電動搾乳機のメリット
そこで、メデラの電動搾乳機がめちゃくちゃ活躍したのですが、世の中たくさんの搾乳機が存在する中、なぜメデラにしたのか、メデラ 電動搾乳機 スイング・マキシをオススメする理由、そのメリットは?というところをお話します。
以上がメリットだと思います。
電動であること
手動は辛いです。電動であれば、単純に両胸を押さえておくだけで良いため、手の負担もかかりません。
電動であることで料金が高くなっていると言っても過言ではありませんが、毎日使うものであることを考えると、よりお母さんにとって楽で体力的・精神的にも負荷がかからない方法を取るべきだと考えます。
両胸から搾乳できること
片方ずつだと2倍の時間がかかりますが、両胸同時であれば、その半分で済みます。
時間的に非常に効率的です。
搾乳できる母乳量が増加すること
両胸同時に搾乳することで、より刺激がされるためか、片方ずつに比べると18%も取れる母乳量が増えると、メデラが公式のサイトで伝えています。
部品パーツは全て食洗機で洗えること、電子レンジ消毒が可能なこと
食洗機のあるご家庭であれば、全て部品パーツは食洗機で洗えます(但し、上の段で、との注意書きあり)。
また、消毒についても、電子レンジ消毒が可能ですので、常に簡単に清潔に保つこともできます。
メデラ 電動搾乳機のデメリット
反対に、購入・使用してみて感じたデメリットもお伝えします。
価格が高め
やはり価格は誰もが気にするところですが、私が購入した際は、28,000円ほどしました。
ただ、今はamazonですと10,000以上も安くなっているようですので、気になる方はチェックしてみてください。
部品パーツが多い
部品が割と多いです。受け皿となるボトルが1つ、コネクター部分で3つ、搾乳口で1つ、計5つがダブルのため2倍で、計10つのパーツを毎回洗わなくてはなりません。
一番これが面倒だったかなという記憶です。
ただ、最近は、私が使用していたメデラ 搾乳機 電動 スイング・マキシ フレックス というバージョンアップ改良されたものも出ており、母乳量が他メデラ製品と比べて更に増えるほか、パーツも1つにつき計4つに減ったようです。
メデラのスイング・マキシ フレックスに関心がある方は、是非こちらのリンクから見てみてください。
哺乳瓶
当たり前の話になってしまいますが、混合育児での必須アイテムは、その他哺乳瓶です。
私は、産後1〜3ヶ月前後は、ピジョンのガラス製の160mlの哺乳瓶を2セット用意して、使いまわしていました。
その後、娘が飲める量が増えてきた3-4ヶ月頃から、240mlのピジョンの哺乳瓶、プラスチック製を2本用意し、それを使い回していた感じです。
その他、哺乳瓶に関連する必要なグッズについては、下記記事で詳細を記載していますので、よければご覧ください。
混合育児のメリット
混合育児について、私なりのメリットをまとめてみました。
- 母乳量が少なくても、ミルクを足すことで、赤ちゃんにとってきちんと必要な栄養量をあげることができること
- その結果、お母さんが無理をしすぎない形での授乳ができ、心身の健康にも繋がること
- 赤ちゃんが母乳(おっぱい)にこだわりすぎることがなくなるため、うまく断乳できること
- 赤ちゃんが哺乳瓶で飲んでくれるため、お母さんがスムーズに働くことができる、もしくは誰かに預けることができること
私は、半年経った頃、搾乳できる量が減ってきてしまったことで、結果、離乳食が始まったタイミングで卒乳しました。
これは、3について、となりますが、赤ちゃんもおっぱいにこだわることがなかったため、離乳食にもとても関心を持ってくれ、よく食べてくれる子になったかなと、結果的によかったと思っています。
混合育児のデメリット
反対に、混合育児のデメリットをあげるとすると、
- 完全母乳、もしくは、完全ミルク、と比べると、お母さんの両方しなくてはならず、手間がかかること。
- 赤ちゃんが、おっぱいと哺乳瓶とを混乱する可能性があること
かなと思います。
1と2については、結果私は電動搾乳機を使用することで、手間を少しでも省けたかなと思ってます。
まとめ
以上、母乳とミルクの混合育児のやり方、について経験談を元に話してきました!
まとめると、
と言った感じです!
産後、授乳で悩んでいるお母さんがいらしたら、是非、参考にしてみてください!
1、母乳が出過ぎて、胸が張ってしまい辛く、絞り、その母乳を赤ちゃんにあげるため
2、働く必要があり、赤ちゃんと離れ離れになるため、母乳を絞ってそれを冷蔵・冷凍などして赤ちゃんにあげるため
3、胸からうまく赤ちゃんが飲めない、もしくは胸から毎回飲ませるのは体力的に厳しい(夜など)、といった際に絞った母乳をあげるため
4、母乳量を増やしたく、刺激を与えて分泌量を増やすため